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薬用植物栽培研究のご紹介

安心・安全を追求し、原料から自社で手掛ける

私たち新日本製薬グループは、薬用植物の栽培研究を行う拠点として、2006(平成18)年、山口県岩国市本郷町に薬用植物研究所を開設しました。本郷町は、自然豊かで豊富な地下水が確保でき、薬用植物の栽培を行うには最適な場所です。1万5千㎡の敷地内では、医薬品や化粧品の原料として使用されている甘草やムラサキなど、約20種類の薬用植物を栽培しています。また、有効成分の多い株や生育の良い株を選抜し、自社オリジナルの品種開発を行っています。さらに、自社で栽培している品種を識別できるよう遺伝子解析の研究を進めています。

現在、日本の生薬自給率は約12%と低迷しており、安心・安全な生薬の安定供給が課題となっています。自社製品の品質をより確かなものにするために、そして生薬や製品の原料となる薬用植物の国内自給率を高めるためにも、薬用植物の栽培を製薬会社の使命と考え、取り組んでいます。

困難だと言われていた「甘草」の栽培に成功

新日本製薬が、最初に栽培を試みた薬用植物は「甘草」です。根が生薬となり、約300種類ある一般漢方処方の約70%に使用されています。甘草は元々日本に自生しておらず、気候の問題などから栽培は困難だと言われ、主に中国からの輸入に頼っていました。

しかし、近年資源の枯渇化が心配されるようになり、将来的に安定供給を確保するためには国内栽培が必要になるという考えから栽培に着手。歴史的背景をもつ「甘草屋敷」由来の品種をもとに、顧問である薬学博士・草野源次郎氏と栽培方法の研究を開始しました。ビニールハウス内に筒を立て、その中に土を詰め栽培する「ハウス内筒栽培」という独自の方法によって、甘草の栽培に成功。さらに、コストと労力を抑えるため、畑にポット苗を置いて栽培する「ストロン抑制栽培」という新しい栽培方法を生み出しました。このような甘草栽培の研究成果は学会等で発表し、生薬業界から注目されています。

開発した薬用植物の栽培技術をアジアへ

国内で甘草の実用栽培を成功させるため、薬用植物研究所のほか、全国の地方自治体と連携し栽培に取り組んでいます。連携により地域の耕作放棄地を活用し甘草を栽培することで、特産品の開発、地域おこしをめざす自治体のお手伝いもさせていただいています。

2014(平成26)年3月からは、今まで培ってきた薬用植物の栽培技術を活かして、産地の多様化含め、大量かつ安定的な国内供給ができるように、ミャンマーで薬用植物栽培事業を開始しました。この事業は、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の協力準備調査(BOPビジネス連携促進)にも採択され、貧困層の所得向上や地方農村部の雇用創出、開発途上国の「保健医療」に貢献することをめざしています。薬用植物研究所の栽培技術が、世界中の人々の健やかで心豊かな暮らしの実現のため海を渡り始めました。

研究所のご案内

研究所概要

研究所外観

新日本製薬
薬用植物研究所

〒740-0602
山口県岩国市本郷町本郷275番地(地図
TEL : 0827-78-0025 / FAX : 0827-78-0026

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