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日本は、乾燥を好みがちなハーブを育てるには難しいともいわれていますが、それぞれのハーブの性質をよく知った上で、その地域にあった育て方をすれば、ハーブ本来の生長を促すことが可能です。上手に育てて、楽しく活用しましょう!


 

ハーブ用土の配合
基本的な配合は、土7対腐葉土3です。これを植え付け1週間前に用意して置きます。より高い保湿力を種類には、腐葉土の割合を4にしましょう。
※ハーブに適した配合土(鉢植え)/(参考)
赤玉土50%/腐葉土30%/ピートモス10%/バーミキュライト10% 
赤玉土・・・・・排水性があり保水力に富んだ理想的な基本用土
腐葉土・・・・・有機質の材料となり通気性や肥料分を保持する力が増す土壌改良用土。
ピートモス・・・湿地帯の植物が堆積してできた分解の遅い土壌改良用土。
パーライト・・・・・軽くて白い粒状の無機物質で、土と土の間に隙間を作り、通気性や水はけをよくする調整用土


種子にはそれぞれ発芽適温があります。
種子の発芽率は新鮮なものほどよいので、古い種子は使わないようにしましょう。
●春まき・・・ラベンダーのように生長に時間のかかる多年草など寒冷地ではすべて春まきをオススメします。
●秋まき・・・ジャーマンカモマイルのように冬に根が充実して多株になるものや暖かい時期に結実する植物


植えつけ時期は生育適温に合わせて決めましょう。
また何年も植えたままにした植物は、土の排水性や通気性が悪くなり、根の活力が衰えたりするので、2〜3年に1回植え替えます。
●植えつけ  耐寒性植物は5℃で生育を始め、10〜20℃が生育適温となります。
半耐寒性植物は10℃で生育を始め、15〜20℃が生育適温となります。
※苗をそっとはずして、根が鉢いっぱいにまわっていれば植えつけ時!
※苗が落ち着くまで1週間ぐらい日陰に置き、徐々に日なたに出しましょう。
●植え替え  長い間植えっ放しにしておくと、根がまわって水持ちが悪くなり水はけや通気も悪くなって生育に影響を与え増す。これらの植え替えは春先から秋の彼岸頃が適しています。
※ 株を鉢から抜いて古土を3/1ほど落として痛んだ根や細すぎる根を切り除きます。
※ 健全な苗は、根鉢を崩さずひとまわり大きな鉢に植え替えしましょう。


●肥料の選び方
肥料には、三大要素の窒素、リン酸、カリの分量が記入してあります。ハーブの場合は葉・花・実すべて使うことが多いので、窒素がやや控えめのものを選ぶようにしましょう。
基本的には、有機肥料が適していますが、室内で育てる場合は、化成肥料や液体肥料のほうが管理しやすいでしょう。
●ハーブの水やりは鉢土の表面が乾いてから、夏はたっぷり与え、冬は控えめに与えます。


ハーブを増やすには、種子から増やすほか植物の種類によっていくつかの方法があります。
種子まき以外は、どの方法も親株と同じ性質を受け継ぐので、よい系統のハーブを残したい時に有効です。
●株分け

生育が旺盛で、大株になりやすい多年草ハーブに向きます。レモングラス・ベルガモット・オレガノ・タイムなどのほふく性のものは株分けで殖やすとよいでしょう。
春先ハーブは秋に、秋先は春に行います。
古い根や傷んだ根を整理したら、植え付ける大きさに手で分けます。
1株に3〜4芽ずつつけたほうが生育が早いでしょう。
株分けが終わったら、新しい場所に元肥を入れてすぐに植えつけ、たっぷりと水を与えます。
●挿し芽(木)

多年草に向きますが、1・2年草でも挿し芽できるものが多くあります。春か秋に芽先を10〜15cm切り取り下葉を取り除いて十分水揚げさせ、平鉢に入れたパーライト8、ピートモス2の混合用土に挿して発根させます。1ヶ月前後で新芽が伸びてきたら発根した証拠です。
ローズマリー・セージ・ラベンダーなど
●根伏せ(取り木)

ベイなど挿し木が難しいものは取り木で殖やすとよいでしょう。根元の枝を土に誘引し、針金で土に固定して覆土します。1・2ヶ月して発根したら親株から切り放し育苗鉢に植えつけます。スイートバイオレット・ミントのランナーも同様にして繁殖させられます。
●剪定

ラベンダー・セージ・ローズマリー・タイムなどの木本性のハーブは頻繁に剪定すると株の寿命がのびます。ラベンダーは開花後、茎を1/3刈り戻します。また初秋と春先にも同様に剪定します。刈り戻した枝を挿し木やドライフラワーにするとよいでしょう。ローズマリーやセージ・タイムも同様に管理します。


虫や細菌はハーブの香りが嫌いなので理想的な条件で育ったハーブは本来病害虫がつきにくいものなのです。しかし、原産国と日本との気候の違いによって植物がダメージを受けると病気や害虫が発生しやすくなります。
有機物質の多い土壌に改良したり、チッ素を控えた施肥を心がけ好条件を整えましょう。
●コンパニオンプランツ(共栄作物)を利用する
ハーブと他の植物を混植したときに、それぞれの特性が生かされて病気や害虫の発生が少なくなる関係をいいます。農薬を使わない病害虫予防法として期待されています!
●有機物質のスプレーで防除する
手軽で安全な有機物質を薄めたスプレーをお勧めします。(植物全体にかかるように)牛乳(原液または2〜3倍希釈)食酢(200倍以上)ハーブ液(200〜500倍)木酢液(1000倍以上)などを1〜2週間に1回、葉にかけます(すべて水で希釈します)
※ハーブ液とは、タイム、セージ、ラベンダーなど防虫効果をもつハーブを水と一緒に煮出します。
●病気や害虫が発生したら?
病気の部分を取り除いたり、害虫を捕殺するなど応急処置をしてから剪定をし、風通しをよくしたり植えかえをします。また土壌改良を行って生育条件を改善してみましょう。



★チョロギ

チョロギの栽培は病害虫が少なく比較的簡単です。
土壌適応性が広く、軽い砂質土壌で多収出来ます。
やや冷涼なほうがよく、晩霜のおそれがなくなる頃うね間60cm、株間20cmで植え付けます。
成長につれて除草、中耕、土寄せ、敷きわらをします。
多肥は必要ありませんが、塊茎収量にはリン酸とカリの肥効が高いです。
収穫は10月〜11月の降霜期頃に掘り取ります。
堀遅れると地上部や地下茎が枯れて塊茎と切れやすくなるので注意が必要です。
収穫した塊茎は表面の土が乾燥しないうちに水洗いすると美しく仕上がりますが、水洗い後はしおれやすいので早めに料理してください。
保存はそのまま畑の中か ビニールの袋に入れて冷蔵庫の中で保存してください。

★キクイモ

栽培方法は排水がよく、日当たりの良い、風の強くあたらない場所に株を一本立ちするように植えます。
草丈は2m位になるので、風が心配なら摘心して草丈を抑えます。
株間は1m×70cm位 やせ地では 60cm×30cm程度に。
肥料は元肥に堆肥をたっぷりと与えます。
施肥量は一般にジャガイモよりも少なめで良いが、カリ肥料は必要です。
収穫は11月中旬頃から。
収穫時はなるべく塊茎を傷つけないように、乾燥しやすいので必要に応じて掘り取ったほうが良いでしょう。
保存は畑の中でOK!!
掘って貯蔵の場合は、0℃ちかい低温で、湿度は95%以上に。

★ワサビ

わさびはアブラナ科に属する多年草・半日陰の植物です
きれいな水の流れるわさび田で栽培されますが、畑・鉢・プランタンでも栽培できます。
〜 場所の選定 〜
☆ 夏は涼しく、冬は霜柱が立たないところが望ましい。
(平均気温 夏 24℃以下 冬 −2℃以上)
☆ 圃場は北から東向きの傾斜地が適しています。
☆ 水はけの良い半日陰の場所が適しています。葉の小さな落葉樹の下が最適。
☆ 鉢・プランタンは移動できるので、良い場所へ移しましょう。
〜 植付け 〜
☆ 植付け時期は3〜4月、9〜11月が一般的です。
☆ 畦幅40cm、株間25cm で成長点が埋もれないように注意します。
☆ 鉢・プランタンの場合は通気性の良い培土を選択してください。
〜 水遣り 〜
☆ わさびは水を欲しがる作物です。乾いたらたっぷりと新鮮な水を与えます。
   水はけの悪い培土の場合は、腐れやすくなるので注意!
〜 肥料 〜
☆ 堆肥を投入して土つくりをし、石灰を500g/坪くらい入れ30cmの深さに耕します。
☆ 有機質肥料か緩効性肥料を使用します。

元肥 窒素・リン酸・カリ それぞれ8〜9kg/10a追肥 窒素・リン酸・カリ それぞれ4〜5kg/10a追肥は4〜5月、9〜10月に3回程度に分けて施します。窒素が多すぎると夏場に腐れやすくなるので注意しましょう。
〜 遮光 〜
☆ 強い直射日光を避ける為、地上1.5mくらいの高さで日除けをします。

遮光の目安(射光率)
4〜5月 50%
6〜8月 70%
9月 50%
10〜3月 0%
〜 敷き草 〜
☆ 除草をした後、わら等を株の間に敷くことで夏の間の地温上昇を防ぐことが出来ます。
〜 収穫 〜
☆ わさびの花が咲くのは2年目の春です。それまでは葉・茎を収穫する事が出来ます。ただし、1年目はあまり辛くなりません。
☆ 2年目の6月頃根わさびを収穫できます。

   
★ヤーコンの栽培

水はけと日当たりが良く、風当たりの強くない畑に植えます。
元肥は堆肥やよく発酵した牛糞・豚糞などの有機性のものが良いでしょう。
畝は高くし(30cm)、畝幅90cm、株間50cm以上とります。
苗は晩霜の心配がなくなってから植えましょう。
夏の乾燥期には水遣りをします。
8月末から秋にかけて地上部は急速に成長し、芋も大きくなります。
霜が降りると、葉・茎は枯れてしまうので、お茶にする葉を収穫するならそれまでに・・。
芋の収穫は、11月末頃より翌年1月いっぱい位までに・・。


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